『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』鑑賞してきました
3/13(土)に、ようやく『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』鑑賞してきました。最近、観たものもすぐに忘れていくので、記憶が新しいうちに感想を書いておこうかなと💦
なお、感想を書く上で、ネタバレ有りなのでご了承ください。
また、考察、解説を目的とした記事ではないので、誤認識などあってもご容赦のほどよろしく!
これは「宇宙戦艦ヴンダー2202愛の戦士たち」だ!!
はい、では本記事のタイトルにも挙げましたこれ。何だよ、それ!エヴァじゃないのかよ💢
と怒られそうですが、今回のシン・エヴァの率直な感想です。はい。
エヴァンゲリオンの監督、庵野秀明監督は、大の「宇宙戦艦ヤマト」ファンであることは周知の事実。
まあ、エヴァQでヴンダー登場からして、ナディアのNノーチラスBGM、そのNノーチラスも元ネタは宇宙戦艦ヤマトですからね。こっからヤマトだよ〜的アピールはヒシヒシありましたが……
それが、今回はもう、殆どヤマト(笑)!
もはや、エヴァ動いてるシーンより断然ヴンダーとか、ネルフ戦艦とかそっちの方が尺長いし、力入れすぎ(いや、個人的には歓喜でしたが)
ロボット系ファンからクレーム来ないのか、これ。
ミサトさんは、もう殆どっかのネモ船長。(ってか、恨みかって部下に撃たれるとかそのまんまやんけ!!サービス、サービスゥってか!)
あー、もう、最後、艦に一人残って特攻!お約束艦長〜〜。ミサトさん、ネモ船長と古代と沖田艦長に並ぶ漢だよ、あんた!
それに「ヤマト作戦」って言うに事欠いて、ストレート過ぎ(喜)!
赤くなった地球を青き星に戻すって……それ、ほんとマジ、ヤマト。
ヴンダーの設定も徹底してたね〜。元々はノアの箱船が本来の姿。ヤマトもそういう設定でしたよ。
宇宙戦艦ヤマトをバイブルとし、ナディアもどハマりした自分としては、大変楽しめましたが。
宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たちの既視感?
で、ヤマトはわかった。
けど、何で「2202」何だよ!よりによって、あんな問題作引き合いに出すなーと怒られそうですが。あ、一応、旧作からのヤマトファンですが、個人的に問題作とされてる「2202」、かなり高く評価してます。
で……。なんか今回のシンエヴァ。もしかしたら、「ヤマト2202」とも影響し合ってるような感触があって。
まず、わかりやすいのは、エヴァ→ヤマト2202ですが、ヴンダーのAAA(Autonomous Assault Ark)。これは、ヤマト2202のアンドロメダ級の識別番号でもAAA(Advanced Ability Armament)と、おそらく被せたっぽいネーミングがあります。
今度はヤマト2202→シンエヴァ。
ヤマトが突入した滅びの方舟の内部と、ヴンダーが突入した南極のセカンドインパクトの跡地?どちらも赤黒い背景で、何とな〜く雰囲気が似てたんですよね〜〜(共通の元ネタがあるのかも)
そして、極め付けは、異空間に飛ばされた主人公を迎えにいくところとか。精神世界、異空間ものの定番といえば、それまでかも……ですが、なんかもう、それまでが「ヤマト」だっただけに、うわーこれ、2202愛の戦士たちだわぁ〜〜という既視感を否応なく感じさせられたのは私だけでしょうか?
宇宙戦艦ヤマトとしては、こうした精神世界的な、新たな領域に踏み込んだり、新しい解釈が多分に盛り込まれた、新時代のヤマトを模索したチャレンジャーな作品だっただけに、古参ファンから総スカンだった2202。庵野監督が2202をどう評価しているか、実際のところわかりませんが、自分には何となく庵野監督からのエールみたいに見えてました。庵野監督は、前作、宇宙戦艦ヤマト2199には、ちょっぴり関わってますしね。
エヴァンゲリオンはロボットアニメではない
ところで、エヴァンゲリオンは「汎用人型決戦兵器」なる設定で、ロボットではないとされてますが、どうみたって外観はアニメロボット。現に、スーパーロボット対戦でもほぼレギュラー近い頻度で出てますし、世間一般には大きくロボットアニメと分類されていることでしょう。
ロボット系からエヴァ入ったファンとか、若い世代には、どう受け取られたんでしょうねぇ……最終劇場版の見せ場が、まさかの「戦艦バトル」だったのは……(いや、エヴァも戦ってましたよ、そりゃ)
最後のゲンドウ搭乗の13号機と、シンジ君の初号機対決は、なんかただの親子喧嘩みたいで。微笑ましかったけど。アクションとしては正直、ただのどつき合いって感じだったし……
個人的にはそこが良かったですが。力で解決できないと、親子の対話になっていくくだり。エヴァらしい幕引きだなぁと。
あー、なるほど。もしかしたら、こういう方向に持っていきたくての目眩し的な「ヤマト作戦」だったのかな?
やっぱりエヴァはロボットではないと改めて実感。エヴァはエヴァですね。
余談ながら、エヴァデザインの元ネタは、これまたどハマりした、テッカマンブレードだそうな。テッカマンブレードとか、自分と同世代でもそんなに知られてない気もしますが。エヴァというコンテンツ自体、ホント沢山の過去の色々な作品の要素が詰まっていますね。
『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』マスコミ始め、世間の評価は概ね高評価な感覚です。鬼滅の刃しかり、ビッグコンテンツになる程、みんな揃ってその話題に飛びつき、持て囃します。ですが、1番とそれ以外で本当にいいの?世の中もっと広く見渡してみようよ。みたいなメッセージもありますよね。きっと。
オマージュ盛り沢山なのは庵野監督のお家芸ですが、こういう所にも、きっとエヴァばっかじゃないよ!他にも沢山、いい作品があったのだからと、そんなメッセージも込められているんじゃないかな?
長年の「エヴァファン」らの「エヴァ」の呪縛からも解放する、みたいなのが本作の最大テーマみたいですしね。今作観て、エヴァンゲリオンへの熱が冷めた、みたいな感覚になるのも、監督の狙い通りなんでしょう。
エヴァが出発点の本作。さてどうしよう?
はい、エヴァの感想はここまで。
このホームページは、自作「インナーノーツ」の補完サイトでありますので、ちょっとだけ自作についてもコメントしておきたいなと。
この「インナーノーツ」という作品は、それこそ「エヴァンゲリオン」ショックによって衝動的に始めたのがのがきっかけでした。
テレビ版エヴァンゲリオンのモヤモヤを、自分なりに再構築ししたらこんな感じになっちゃいましたっていったところでしょうか?なので、高校生くらいに書き起こしていた設定なんかは、かなりエヴァっぽい世界観になってます。その後、何度もリビルドして、今の形になってますが、基本的なところ、エヴァや、あの頃影響受けた数々の作品が土台です。
もちろんエヴァを書いていたわけでもなく、むしろエヴァに対するアンチテーゼみたいなつもりにしていたんですが、根が同じだからか、やっぱりアイディアも似てくる。今回の映画でも色々先取りされちゃいました💦
精神世界、集合無意識、量子論的宇宙観、宇宙戦艦ヤマト、ナディア……素材は同じようなものですからね。それをプロが料理したのがエヴァ。家庭料理が本作といった感じでしょうか(笑)
なので、本作はこれからどんどんエヴァの二番煎じ化します!パクりのオンパレードです!
……とはならないよう、努力したいと思いますが、どうしても似てくるのはご容赦のほど。
ただこれだけは言いたい!コード999はパクってないぞ!!銀河鉄道好きなだけだい!(きっと最終手段という意味合いで被ってしまったんだと思う)。ですが、
※因みに本作での読みはトリプルナインです。詳しくは本編をご覧ください。
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