今日は真世の誕生日
お待ちかね!(まだやる?)キャラクター誕生日企画第三弾!
9月9日誕生日は、サブヒロイン、藤川真世について、語っていきます。
ネタバレ?ん〜ちょっとあるかな?秘密はあるともないとも……って感じですので、ネタバレ要素は少ないです。本編、第三章あたりで明らかになっている事中心に掘り下げて行きます。
真世 美貌に隠された裏の顔?
真世の詳細プロフィールは、こちらから。
6月18日の誕生日企画、亜夢の方でも触れましたが、真世は、最初はメインヒロインに位置付けしていたキャラクターです。
だいぶ初期のイメージからストーリーも、雰囲気も変わってしまい、サブヒロイン扱いに……真世、ごめんねぇ〜〜。
とはいえ、物語の中盤〜後半にかけて、重要なポジションになってくる予定です。
ここでは、プロフィールに載せきれなかった、現状公開できる設定を明かしていきます♪
①生い立ちが複雑な家庭事情
真世は、IN-PSID所長の藤川弘蔵と貴美子の孫にあたり、母は藤川夫妻の娘で、実世といいます。
因みに、『世』の字が親子で使われていますが、(主人公、直人も父の一字をもらってますが)これは、昔の通字の風習を真似っこしたためです。なんとなくやってたので、この時代、ちょっとしたブームがあったという後付け設定してます……。
話が逸れてしまいました。
IN-PSID所長夫妻の孫(しかも、藤川は科学者としては、受賞こそ逃したもののノーベル賞受賞者クラス)という、超ハイスペック御令嬢なんですが、生まれ育ちは、あまり良いとは言えません。
その事は、母の実世の話からになります。
母の実世は、世間でも注目を集める父やPSI医療界で牽引的存在となった母を見て育ち、自分も父や母のように、PSI科学に携わる研究者になって、両親を支えたいと、頑張っていたのですが、彼女にはその資質が乏しく、研究職への夢を挫折した過去があります。
JPSIO水織川研究所のセンター長を、父が務めるようになり、総合職として事務員、(美貌を買われて?)受付嬢の仕事もするようになっていました。父の仕事に少しでも関われると仕事に励んでいましたが、研究者への挫折は、実世に暗い陰を残す事になります。
当時、PSIテクノロジーが持て囃される一方で、PSIテクノロジーの齎す健康被害や災害といったものが、ふつふつと世間に広がっていました。そんな中、水織川研究所に、PSIテクノロジー懐疑派寄りの取材で度々通ってくるようになったフリーライターがいました。
受付として応対していた実世は、そのライターを最初は嫌っていましたが、彼のPSIテクノロジーへの危惧、正義感に次第に感化され、同時に惹かれていきます。
研究者になれなかった挫折は、実世の潜在意識の中で世間で広まるテクノロジーへの懐疑、危機意識と結びついていました。それで、同じような危機意識を持つ直人の父、直哉に好意を持っていたけれど、結局、その想いが報われなかったのも、ライターへと気持ちが揺らぐ一因となったようです。
ライターとの交際は、父母に反対され、半ば駆け落ち状態で、ライターの暮らす東京へ。真世を身籠った事で籍を入れます。その後、三年、父母にも結婚を認められ、次女が生まれるなど、まずまずの生活を送っていましたが、三人目の子を身籠った頃、育児や取材出張の多く不在がちな夫にストレスを抱え、さらには夫の不倫にも苛まれ、心身を病んでいきました。こうして実世の結婚生活は破綻し、身重の体で、二人の娘と共に、父母を頼って水織川に帰ってきます。帰郷後、実世は、すぐに出産入院。この間、幼い真世と次女は、祖父母に預けられています。真世が、未だにお爺ちゃん、お婆ちゃんっ子なのは、この時以来の名残り。
で、三女が生まれて間も無く、あの大地震に見舞われる。
父親に関しては、全世界的な地震に繋がり、その地震の取材の最中、父が行方不明になったという知らせが、父の同僚から母の元に届いてます。
殆ど、実世の設定公開になっちゃいましたが、だいたいこんな感じです。あまり幸福な幼少期ではありませんねー -_-b
②実は霊感少女?
設定の方でも公開していますが、真世は祖母、貴美子の家系の血である、青森のイタコの体質を強く引き継いでいます。それ故、神取の式神『彩女』の隠れ蓑にされてしまうのですが…。
水織川の震災直後、壊滅的被害を被った市街地の中、実世の通院していた総合病院は、何とか持ち堪え、震災直後から水織川天蓋結界稼働までの一年ほど、災害避難病院として機能していました。真世は、母や祖母、貴美子と病院にいる時間が多かったのですが、この病院の中で、記憶には残っていないのですが、ちょくちょく心霊体験をしています。また、霊媒体質で、その後も何かと色々なモノを引き寄せてしまっていたようです。(この体質は、母、実世にもあり、PSIシンドローム発症の一因に)成長し、また貴美子による霊障治療によって幸い、PSIシンドローム発症には至っていません。
その頃の体験の恐怖心は残り、霊的なものを見ないようにしてきたため、霊感は抑え付けられており、また、霊的存在への恐怖心を持っています。(インナーミッションで見る霊的存在は、スクリーン越しで、ビジュアル合成された映像は、あまり霊とは見えない、他のスタッフも居るなどで、恐怖心は緩和されている模様)
真世が長期療養棟の実世の元に入り浸るのを大目に見られているのは、療養棟が結界エリアであるため、真世も霊障から守られる、という貴美子の配慮もあります。それは、逆に言えば真世もまた、潜在的なPSIシンドローム発症因子を抱えていると、という事でもあるのですが……
このあたりはおいおい。
③メンヘラ気質あり?直人とは一体……
震災一年後、水織川から程近く、被害の少なかった富山のPSI医療施設に貴美子が職を得て、IN-PSIDが創設させるまでのおよそ九年ほど、ここで暮らしていました。母、実世は、震災後、さらに心身の健康を患い、この頃から『PSIシンドローム』と呼ばれるようになった症例であると診断されます。
それから9年、IN-PSIDの付属病院と療養棟が稼働を開始したのを機に母が転院。以降、後々、山形、庄内地方の鳥海まほろば市となる地区で生活するようになります。中高は、地元の近くの教育機関に通い、この頃は、母の容態も安定し、充実した時期を過ごしていました。
勉強、スポーツ共に優秀、性格は温厚で容姿端麗とあり、学校ではマドンナ的存在でしたが、本人にはあまりそういう自覚はなく、数多の男の子たちのハートを粉砕してきた事には、全く気づいておりません。学業と母のことや妹達の事でていっぱい。女友達と遊ぶことすら少なかったようです。
そんな真世も、高校生の時、一度だけ交際経験があります。祖父母を通して知り合ったIN-PSID附属大学院に短期留学で来ていた青年で、半年ほど付き合っていましたが、彼の留学の終わりと共に消滅。この時、真世は初めての恋愛でのめり込み、祖父に掛け合って留学を延長させようとしたり、勉学に明け暮れる彼の部屋に押しかけ女房みたいにして居座ったり、別れが近づけば泣き縋り、着いていくなどしつこくせまったりで、相手にはかなり負担がられ、彼の帰国の頃には交際はすっかり破綻していました。(母、実世の結婚生活とも重なるところがあり)
元々、霊感少女で幼少期も恵まれていなかった彼女は、鬱屈したものを抱えています。
その経験は、彼女にとって、痛い思い出として残り、その後は短く浅い交際や、遊び友達がいた程度で、恋愛は遠ざけるようになっています。
そんな状態で、短い期間ながらも仲良くした思い出の残る、直人と再会したわけですが。真世は直人をどう思ってるんでしょうね。少なくとも気にはなる様子です。
キャラクターメイキング
真世の裏話、如何でしたでしょうか?この話は、後々、本編でも関わってくる?かもしれません。誰もがあこがれるような憧れるような、マドンナも案外、内面は色々抱えてる、ってことは結構あるんだろうなぁという想像から、ややこしいキャラになってしまいました笑。
『音無響子』さんあたりがモデルになっているのもありますが、(なので、案外やきもち焼き)真世に関しては、著者の割と身近にいた女性達が元なっています。恥ずかしながら、著者のかつて好きだった女性達を重ねていったらこんなキャラになってしまったんです💦(ビジュアルも)
なので、あまり近しい友人、知人には見せられない本作品。。。トホホ。
初期の設定は、もっとほんわか、天然な可愛いアイドル的存在の予定だったんですけど。
う〜ん、色々女性の陰の部分を、知ってしまったからでしょうか??
人当たり良さそうにしていながら(本来の性格は良いんですけどね)、ダークサイドをうちに秘めた感じた、大人びた感じが出せたらなぁと考えております。
キャラクタービジュアルについて
亜夢と同じく、特にビジュアルのベースにしたキャラとか無いのです。高校生くらいの頃、こんな感じ〜とデザインしたのをそのまま、ブラッシュアップしてきた感じです。
美貌でスタイルよしの高嶺の花ですが、気取った感じはなく、同じ学校、教室にいるちょっと可愛い子。話しかけようと思えば、話しかけられるんだけど〜。そんな身近にいるちょっと手の届かない存在、みたいな雰囲気を意識してます。
東北人の血が濃く、祖母、貴美子の系統が強いため、色白、線の細い感じですが、毛髪は艶のある黒。(実際、青森にいましたが、そんな感じの女性、友達とかにも結構いたので…)
目は祖父、藤川弘蔵に似ている感じです。あまり意識せず描いてて、後から気づきました。(不思議なんですが、この作品は、書いてて後から気付かされることが多く、自分がコントロールして書いているはずなのに、どこか、何かを写し取って書いているような感覚があるんです)
少々、あざとい感じの真世。真世ちゃん、自分では無自覚で、あざとい仕草、良くするんです。(笑)男キラー。ファンも多いです。(読者にはわかりません。この世界の中でってことです)ともすれば女からは少し嫌われるタイプかも。(幸い、彼女の周りで真世を嫌っている"女子"は、彼女のダークサイドを知る『彩女』以外いませんが……)
占いから見る真世のキャラクター
恒例!?占いからのキャラ設定〜!
まず星座ですが、キャラメイクのところでも語りましたが、過去、身近にいた女友達の皆さんをモデルにしたのでその中のお一人と同じ星座、乙女座を選びました。(絶対、お目にすることはないと思いますが、モデルにした皆様、ごめんなさい🙇♂️)
で、またこちらのサイトを参考に、誕生日決めてます。
9月9日生まれの人は「人のために自分を尽くす誠実な人」です。自分のことを犠牲にしてまでも、誰かのために役立ちたいという気持ちを強く持っています。また、自分の家族や友人・仲間を大切にします。
家族想いってところがピンときましたね。
まとめ
今回は、本日、サブヒロイン藤川真世の誕生日設定日である9月9日に因んで、設定深掘り、裏話を語ってきました。
色々問題抱えてますが、本来、家族想いの可愛い女の子です。今後の真世ちゃんの数奇な運命を見守っていたたげればと思います。
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