メカを語りたい!その1<アマテラス>ルーツとデザイン

ようやくメカニックページをアップできました!作画が結構大変で💦

まだ、ご覧になっていない方はこちらから。

メカニック紹介ページは、あくまで設定中心なのですが、こちらは設定からは離れた、メカデザインにまつわるアレコレを語りたい!という事で、お付き合い頂ければ嬉しいです。

主役メカ、<アマテラス> そのルーツ

さてさて、本作「インナーノーツ」は、「心の世界」や、目に見えない「あの世」の世界に、この<アマテラス>に乗って探索していく、というのが基本スタイルです。

あの世とか、夢の世界に行くという物語は、それほど珍しいものではありませんが、普通の人間が生身のまま、未来技術の宇宙船のような乗り物で入り込んで行く、というのは結構いいアイディアかなと自負しております。(自分が知らないだけで既出?)

でもこれ、元ネタはあるって言えばあるんですよね。特殊な乗り物に乗って、ミクロ化して体内に入り込む医療SF、ありましたよね?

有名どころでは、「ミクロの決死圏」

で、おそらくそれがベースとなったであろう、手塚治虫氏監修のアニメ「ワンダービートS」という、医療SFアニメが80年代中頃にありました。

自分は、親の勧めでなんとなくビデオで見たのですが、これがかなりハマって。体内の仕組みのお勉強にもなるし、ストーリーもよく練られていて、とても良質なアニメでした。リアルタイムでは、「めぞん一刻」(も大好きな作品ですが……)の裏番組で、不遇な作品となってしまったようですが、知る人ぞ知る名作と思います。

で、このアニメに出てくる「ワンダービート号」という体内医療活動艇こそが、アマテラスの原型、ルーツなんです!

ちなみに、ストーリー構成だったり、インナーミッションのデザイン、キャラクターの一部もこの「ワンダービートS」が元になっているところが多分にあり、本作も「体内に行ける宇宙船かあ、それより凄いところに行けちゃうなら……心の中とか?」みたいなのが、発想の原点でした。

<アマテラス>は古今東西メカの集合体!?

自分は、昔っから絵を最初に描く方で、ぼんやりストーリーが浮かぶと、キャラクターにしろメカにしろ、絵を描きながらイメージを膨らましていくのが好きでした。

「心の中に入って行く船」というコンセプトが出来てくると、この船についてもなんとなく絵を描いていたと思います。

因みに、自分は絵は「宇宙戦艦ヤマト」がとにかく大好きで、キャラクターよりメカもの、特に船(ロボットアニメも見てたけど、何故かヤマトでした)次に航空機系のメカ専でした。ストーリーを作るようになって、キャラクターも描くようになりましたが……艦長とか、オッさん系の渋キャラは得意なんですけどね……女の子が描けず、一時期女の子ばっか描いてた時期あり……(恥かし💦今もあまり上手くない?)

あ、でも女性描くのは楽しいです(小声)男だからでしょうが……特に男が美しいと感じる全てが集約されている。それを何とか表現したいっていう誘惑から描く……みたいな……。

絵画の偉人達が、こぞって裸婦描いて来たのが何となくわかりました(もちろんエロ要素も込みで……もし、女性の読者がいらしたら、こんなエゲツない話、ごめんなさい)

………だいぶ話が逸れました。

で、アマテラスのデザインの話に戻ります。

まぁ、前述のとおり、ヤマトはじめ、宇宙戦艦が大好きなもので、当然、デザインのもとも宇宙戦艦であります。ですが、モロ戦艦なヤマトは、ストーリーコンセプト上、全く使えないので、ベースになったのは他の船です。

まあ、シルエットから察しの良い方はお気づきかも知れませんが、あの白き貴婦人「ブリュンヒルト」(旧作、スタジオぬえデザインの方)であります。

当時、「銀英伝」にもどハマりして、レンタルビデオで全話制覇したわけですが、ブリュンヒルトの美しさといったらもう……。

この流線型の全体像と、機関部?らしき舷側の丸いパーツはほぼそのまま💦

……で、で、……まあさすがにそのままというわけにはいきませんので、こっからいろいろと組み合わせていきます。(というか、当時は高校生くらいだったでしょうか?感覚的にやっていて、自分がカッコいいと思ったものをどんどん取り入れてデザインしてったわけです)

船首部の二つの突起があるデザイン。

これも、何かに似てますよね(笑)

名作ゲーム「グラディウス」のビッグパイパーの機首部が元になっています。そして、船尾のエンジン脇のパーツは、「宇宙戦艦ヤマト」のコスモタイガーのエンジン周りのアレンジ。

このあたりは、当初、船より航空機的なイメージが強かったのも影響しているかなと。

船底部の突起物。これは「波動収束フィールド」という物語でもキーになる設定なのですが、この力場を作り出す装置と、思念誘導パルス放射機が格納されている部分です。このデザインは、シド・ミード氏デザインのYAMATO2520の18代宇宙戦艦ヤマトの艦底デザインのアレンジです。

装備(ぶっちゃけ兵器っぽいものですが、自衛隊の呼称を参考に「装備」としています)類は、PSIブラスターは、「宇宙の騎士テッカマンブレード」のボルテッカのデザイン、そして船首のPSI波動砲(名称は、波動砲以外、全く良い名称を思い付けず……架空の名称には、一応、著作権はないようなので……使わせてもらってます。ってか、Rタイプやら、FFやら使いまくりだし……)はもうそのまんま(デザインは、アンドロメダとか、ヤマト完結編の主力戦艦のそれに近いですが)

うーん、我ながらよく詰め込んだものだ(笑)

船名<アマテラス>に因んで……

船名から、幾分、和的な意匠も盛り込んでみてます。

船体最上部にあるセンサー部(グリーンの部分。コックピットではない)は、殆どジムですが……

この部位のマスト部(アンテナ状の突起)は、紙垂のついた大麻(おおぬさ。お祓い棒の事です。たいまじゃありません)をイメージしてます。また、センサー部とマストで龍の頭のような形を作ってます。

カラーリングも白を基調に赤のラインで引き締めています。日章旗や、巫女装束をイメージしています。

 

まとめるとこんな感じです!

まとめ  <アマテラス> 結構かっこいいんでない?

こう自分で言うのも難ですが💦

<アマテラス>は、結構カッコよくまとまったかなと思ってます。まあ、主役メカで、古今東西、カッコいいメカの要素、これでもかと取り込んでますから(笑)

<アマテラス>のルーツは、メジャーもマイナーもありますが、過去の偉大な作品群の「集合無意識」の中から筆者の観測(妄想?)によって、まさに「現象化」した船であります!

あーまだ語りたりない。

ので、続きはまた改めて〜〜

(うーん、誰得なんだろう、この記事……)

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